スポイチ編集長日誌

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首ガクガクの総裁とチック症状の極悪君に類似点

たとえば、官僚と組んで規制強化を主張していた人物がいたとする。そしてこの人物は、他人に対しては”規制強化”を唱えながら、その一方自分自身は実にルーズな勤務・生活態度であったとしよう。だが官僚というものは、他人のそういうところを実によく見ている。だから今度はこの人物自身が規制強化の対象になった時に、この人物が官僚に対して正当な反論を何一つ出来ないのは当然である。周囲の者は「なぜ反論しないのか」と訝しむが、それはつまりこの人物が「官僚に金玉を握られている」状態だからである…。

決められた手続きをボイコットしてまで事態の進行を妨害しようとする行為は、民間なら即懲戒か悪くすればクビだが、官僚の世界では有効な手段であり、実行しても何の処分も受けないという事は、某”理事殿”の行状によって市大人には既におなじみだろう。「独断で手続きをストップさせた者」がなんの咎めも受けず、居直っていられるのが不思議官僚の世界である。
これと同様の戦術を、今度は道路公団総裁が発動して必死の抵抗を試みている。今まで自分の顔と名前を利用して権力をふるっていた者が、今度は自分の責任を問われると「組織全体の責任」や、あまつさえ「自分を止め得なかった者達の責任」まで持ち出す。今回の総裁の弁明と、ここで紹介した極悪君逃亡時の捨てゼリフとを比較すると、なんとよく似ていることか。マニュアル通りの官僚の言い訳である。つーか、机ばっかりたたくなコラ。なんとか他人も巻き込もうとする卑怯未練な官僚達の言い訳と、闘将星野が権限を持つ者の心構えについて述べた発言とは好対照を成している。
総裁も必死である。大臣(政治家)が本人の同意無しに官僚トップの首を斬るという”前例”を作られてはたまらんからな。なにしろ、「一回やれば”前例”、二回やれば”慣例”」というのが官僚の世界である。ここでこらえられるかどうかで他の官僚達に甚大な影響が出るのだ。「死人がでますよ~。うけけけ」ぐらいのことは言いたくなるだろう。
ただし、「転んでもタダでは起きない」「自らに対する批判を自らの権限強化にすりかえる」という官僚の性質を思えば、今回の騒動は「政治家対官僚」のような単純なものではない。今後、この件を奇貨として、官僚と利権で結ばれた地方議員や地方首長による”独立”行政法人への発言力増大などの”トップダウン”式改革の為に、おおいに利用されることだろう。