スポイチ編集長日誌

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「電車内軽作業・リスクの少ない簡単なお仕事です♪」

痴漢でっち上げ認める 甲南大生「示談金目当て」(産経新聞) - goo ニュース

ということで前回の続きですが、
「痴漢でっち上げて示談金ゲットだぜ」というのは、実は低リスクで割りの良いビジネスとして成立しちゃってるんじゃね?ってお話。

この「痴漢でっち上げビジネス」の魅力は以下の通り。

・でっち上げる側には失うものは無い。カネが取れない、またはバレそうになったら逃げればいい。極めて低リスク。
・一方、でっち上げられる側には失うものが多い(名誉・地位・仕事・家族・時間等)。リスクが均衡していない。
・「女性は弱いものだから、”声を上げた被害者”の言い分は常に正しいだろう」という根拠の無い社会的合意が健在である。
・上記に加えて、警察の中の人は、人を見た目や地位で判断する。(例:進学校の女子高生ウソつかない・中年はスケベ等)
・痴漢をやっていなくても、”犯行”を認めてしまえば「数十万円」で”解決”できて、すぐ自由の身になれる。(注1)
・一方、あくまで否認した場合には、「ほぼ自動的に」裁判で有罪判決→失職というコースが待っている。

このようにして見ると、今回のバカップルがでっち上げに失敗した主な原因としては、

・ビジネスパートナー選択の失敗(両者ともにさまざまな意味でバカ。これが最大の原因)
・ターゲット選択の失敗(上司も家族も即座に「でっち上げであることを確信した」と言うほどの相手を選んでしまった)
・シチュエーション選択の失敗(ガラガラ状態で痴漢はどう見ても不自然)
・早期撤退の失敗(示談金が取れなさそうと判断した時点で早期に逃げずに警察沙汰にしてしまった)

ということが言えるでしょうか。
これだけでなく、このバカどもがやらかした細かい失敗は他にもいっぱいあります。

パートナー選択の失敗というのは、

「出会ってその日に同棲開始」な「ナチュラルボーンキラーズ」みたいなカップルが、「痴漢されましたぁ犯人はコイツですぅ」って真面目そうなリーマンを突き出してきたら、いくらこの国の警察が無能だったとしても、「なんかおかしい」って気づかれるだろよ条項。

ということです。

では仮に、清楚そうな女子高生とイケメンリーマンが組んで、スケベそうな中年男を嵌めたとしたら、果たしてでっち上げを見破れたのでしょうか?

どうも、見破られずにまんまと示談金をせしめたり、私怨の腹いせや小遣い稼ぎやオモシロ半分にでっちアップして無実の人をタイホさせて遊んだりしてる連中はいっぱい居そうですね。

現に、この事件でも痴漢の疑いがかけられた時点で、でっち上げられた「容疑者」は逮捕され拘留されてますから、市井の人にとってはその時点で既に失ってしまうものが多すぎるでしょう。
しかも、いつもの通り、「警察は最初に逮捕した容疑者を徹底して犯人に仕立て上げようとする」のが仕事ですから、「容疑者」の言い分なんか聞くわけがありません。そんなものをいちいち信じてたらゴハン食べる時間が無くなりますし、家に帰れなくなります。

こんな状態ですから、でっち上げで逮捕された被害者が、仮にあとで救済されたとしても遅すぎます。しかもこの国では、「不満があるなら民事で訴訟でもすれば?国側敗訴の判決を出す裁判官はめったに居ないけどね…。ゲラゲラ。」って態度だし、その裁判とやらにかかる時間と金は誰が負担してくれますか。

だいたい、

検察官や裁判官や弁護士は、裁判そのものが仕事であって、裁判やってるだけで仕事をしたことになり、給料ももらえますが、普通の市民の場合はそうはいきません。



また、たとえでっち上げられた罪状の裁判で無罪を勝ちとったとしても、お金と仕事と時間を失っただけで、何のリターンもありません。
ついでに、民間人による逮捕は誤認逮捕とはならないそーだ。いいことを聞いたな。

一方、「嵌める側」の連中には、もはや失うものがありません。示談金交渉がうまくいかなくて警察沙汰になりそうになったらウヤムヤにして逃亡すればおkですし、後日「勘違い」どころかでっち上げがバレても名前も出ません。仮に名前が出たところで、それが”本当の名前”かどうかなんて分かりませんしね…ククク。

たまに、「痴漢の容疑者が線路に飛び降りて逃走」とかでダイヤが乱れたりしますが、上記のことを考えれば、轢死のリスクを考慮に入れたとしても、とにかく逃げるのが最大のリスク回避策になるってことなんでしょうね。

よく、「痴漢に間違われないように」とか言って、「車内では両手でバンザイしよう」だとかバカなこと言ってる記事がありますが、大抵のでっち上げ女は、電車を降りてから手首を掴んでくるので全く無意味です。

結局、

「ボクはブルジョアだから通勤電車なんか乗らないC」というのが最強

かもしれません。(注2)

この国では、一度容疑をかけられてあくまで否認した場合、ほぼオートマティカリーに起訴→有罪判決というコースに乗せられますから、
「本当のことを言えば警察は信じてくれる」だの、
「裁判所ならわかってくれる」だのの根拠の無い信仰はやめること
です。
でも、「裁判官なら分かってくれる」って、あのホリエモンでさえ言ってました(注3)し、結構根深い病なのかもしれません。

ここは一つ、黒田如水みたく、「痴漢でっち上げ女子高生がお前の右手を掴んだとき、お前の左手はいったい何をしていたのだ!?」と言っておこう。


(注1)
コレって一種の司法取引じゃん。しかも気の毒なのが「でっち上げられた側」が、有名企業に勤めているとか、不祥事などで渦中にある組織に勤める人物だった場合である。ニュース価値があると見なされ、マスコミによって名前が流されるおそれが強い。一方で、でっち上げや「勘違い」が明らかになったとしても、加害者の名前が出ることは無い。ここにもリスクの非対称性がある。
あるいは、有名人などではない市井の人であっても、警察官僚の小遣い稼ぎでマスコミに名前が流され、たまたま「ニュースの尺」や「紙面のスペース」が”運悪く”余っていた場合、まったくのヒマネタの一環として名前が流されることが起こりうる。マスコミにとってはただの尺合わせ・ヒマネタ・ベタ記事であっても、でっち上げの被害者にとっては人生の破滅である。

(注2)
「交通事故」についても、実はまったく同じ構造が存在する。事故を起こした当事者のうちの片方が、社会的な地位のある人物であったり、有名人だったりした場合、たとえ自分が悪くなかったとしても、事故を起こしたとして名前が報道され、落ち度があったかのように、あるいは加害者であるかのようなトーンで書きたてられるからだ。
よって、「社会的地位のある人」は、免許を取ったとしても自分で自動車の運転をすべきではない。では、どうしても運転したい時はどうするか?サーキットへ行くんだそうだ。
ブルジョアは自分でクルマの運転なんかしない」のだ。
そのうちに、「ハイヤーや高級車専門の当たり屋」が出て来るかもしれないが、当たり屋にはケガや死亡というリスクがつきまとうから、痴漢でっち上げほどには流行しないだろう。

(注3)
参照:「ホリエモンが重要なことを忘れている件」