スポイチ編集長日誌

移転しました。現在はGTAオンラインの攻略が中心です

カゲロウ社員v.s.クラッシャー上司

入社1年以内に休・退職する「カゲロウ社員」急増中!【『うつ』のち、晴れ 鬱からの再生ストーリー】(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース

今度は「カゲロウ社員」ですか。この前は「シュガー社員」なんてのもありましたが、いろいろネーミングを考えるもんです。

上司目線からは「カゲロウ社員」に見えるとしたら、
その「カゲロウ社員」は上司のことを「パワハラ野郎」として見てたりして。
そういえば、こんな記事もありましたし。

「部下を追い詰める「クラッシャー上司」に気をつけろ!」
http://diamond.jp/series/depress/10017/


上司から見た場合と、部下からの視点がこうも食い違っていると、

「そなた、いつまでもウスバカゲロウのようでは、成り立つまい…。」
「なにが薄馬鹿下郎だ。なめんじゃないよ!」

みたいな、どうしようもないすれ違いを感じます。

経営的な視点としては、上司や経営者は、社員という有限のリソースを、自社の「生産性の向上と利潤の最大化」という目的へと振り向けるという使命があります。
ところが、往々にしてこの使命に基づく行動が極端になりすぎたり、間違った方向へと行ってしまうと、もはや部下の目からは、「過干渉」「過剰管理」「ストーカー」「パワハラ上司」になってしまいます。もっとも、上の記事に出てくるような「クラッシャー上司」の場合は、もはや会社のため云々ではなく、「怯えろー!すくめー!鬱になって辞めていけー!」という単なるオノレの攻撃性向や支配欲の発露しか感じ取れませんが。

あと、上では「社員という有限のリソース」と書きましたが、ブラック企業にとっての社員とは、「使い捨ての無限のリソース」であって、つまり「リプレイスメント」で置き換え可能な部品に過ぎませんから、「クラッシャー上司」の発生率も自然と高くなるんでしょうね。
言うなればD(略)Nが「ここの使えばタダだから」とか言いながら公園の水道をジャブジャブ使って洗車したり、「オレのじゃないし~」と言って図書館の本をザクザク切り抜くような感覚なんでしょうね。

では、どうして彼らはこういう行動に出るんでしょうか。
自分も若手だった時に同じことをされたから?

たぶん、怖いんでしょうね、彼らは。
部下に追い抜かれる、その時が来るのが。

だから、若手を潰そうとする上司というのは、おそらく朝青龍みたいな考え方をしてるヒトなんだと思います。「オレの地位を脅かしそうな芽は早期に摘む!」みたいな。
朝青龍は有望そうな若手を徹底的に潰しにかかると言われます。しかし、相撲のような格闘技やスポーツの世界では、朝青龍のような優れた力士と闘ったことそれ自体が、若手力士にとっては貴重な経験になるのです。
しかも、スポーツや格闘技では、同じ相手と何回も対戦しなければなりません。当然、対戦回数が増えるほど、相手も研究して自分のことを熟知してくるので、朝青龍といえどもいつまでもうかうかしてはいられません。つまり、潰すと言いながらも対戦している時点で「胸を貸してやっている」ことになるのです。
一方、真剣勝負の世界では、同じ相手と二度戦うことはありません。なぜなら、相手を斃すか、自分が死ぬかのどちらかしかないからです。だから、絶対に通用する技(勝ちパターン)を一つだけ持っていて、それを敵に知られなければ生き延びられることになります。

おそらく「クラッシャー上司」にとっては、毎日が部下相手の真剣勝負なんでしょうね。部下を相手に勝負してどうすんだ?って感じですが。というか「クラッシャー上司」は、部下に胸を貸して鍛えるんじゃなくて、部下を花道で背後から「襲撃」したり、凶器攻撃したり、急所狙ったり、本当に「潰す」つもりで部下に向かっているんでしょうね。ああ苛烈苛烈。


実際にパワハラをめぐって上司と部下の言い分が違っていたときに、
「どちらの言い分が正しいか」的な視点で主張をして議論になったりする場合がありますが、
現に当人が「パワハラ」と認識して鬱になりかかっている時点で、もはや「どっちが正しいか」的議論には、少なくとも「パワハラ」を受けて鬱になりかけてる側には意味がありません。
なので、とっととその場から高飛びして、心の余裕を持ってから、
「なーるほど。こうやって部下の心を踏みにじって支配するのか~」とか、
相手の攻撃の届かないところ(アウトレンジ)から観察するのがイイと思います。

非生産的な状況において「参加者」になるのは勧められません。